「熊本城ホール」オープン こけら落としイベントまとめ 新たな“熊本の顔”に期待

「熊本城ホール」オープン こけら落としイベントまとめ 新たな“熊本の顔”に期待

熊本城ホール

完成した熊本城ホールの外観=熊本市中央区桜町

熊本市が桜町再開発ビル(中央区)に整備した大型集客施設「熊本城ホール」が完成し、2019年10月13日にオープンしました。13日は1階展示ホールなどが先行オープン。今後、他のホールも順次、「こけら落とし」が続きます。

熊本日日新聞の記事を基に、熊本城ホールのこけら落とし関連イベントや、年内開催のイベントを中心にまとめました。

※情報は2019年10月18日時点です。

メインホールは九州最大級 熊本地震教訓に水や食料の備蓄も

2階エントランスロビー

2階エントランスロビー。エマニュエル・ムホーさんがデザインした数字のインスタレーション(空間芸術)が飾られている

「熊本城ホール」は、鉄筋鉄骨コンクリート造りで、延べ床面積は約3万平方メートル。総事業費は303億円。オープン前の10月11日の内覧会には約60人が出席し、大西一史市長が「市の中心部でバスターミナルに直結し、多様な使い方ができる施設。にぎわいや文化の発信拠点にしたい」とあいさつしました。

展示ホールは約1600平方メートルで、床は11トン車の乗り入れにも耐えられます。

2階はエントランスロビーのほか、自走式の移動観覧席を含む最大750人収容のシビックホールがあり、3階は会議室フロアで、大小19室が並びます。

メインホール前のホワイエ

屋上庭園へ出入りできるメインホール前のホワイエ。市街地や熊本城天守閣(中央奥)なども見渡せる

4~6階は九州最大級の2300席を備えるメインホール。壁には県産材を使用。すり鉢状の空間や、2階席後方や横の吹き抜けによって音の跳ね返りを均一化。トップクラスの音響設備も整えました。

熊本地震の教訓を踏まえ、1万1千人を3日間受け入れられる水や食料を備蓄する倉庫も備えています。

各ホール・会場のこけら落としイベントを紹介

1階イベント・展示ホールでマンウィズがライブ 仮設ステージを寄贈

1階にある展示ホール

熊本城ホール1階にある展示ホール。AとBに分かれ、移動間仕切りを外せば約1600平方メートルの広大なスペースが生まれる

こけら落としのトップを飾ったのは、1階イベント・展示ホール。開業日の10月13日に、人気ロックバンド「MAN WITH A MISSION」(マンウィズ)が出演したオールスタンディングライブが行われました。

マンウィズ

寄贈した仮設ステージに立つ「MAN WITH A MISSION」のメンバーと大西一史市長(右から2人目)=2019年10月13日

公演前に組み立て式仮設ステージの贈呈式があり、バンドメンバーのジャンケン・ジョニーさんは「音楽を発信する場として、いろいろなアーティストに盛り上げてほしい」とあいさつ。仮設ステージは、2018年4月に益城町で開いた熊本地震の復興支援イベントの収益でつくられ、熊本市に寄贈されました。

大西一史市長は「地震後、継続的に熊本を応援していただきありがたい」とお礼を述べました。市は展示ホールでのさまざまな催事に仮設ステージを使う予定です。

10月19日 3階大会議室に世界のサンタクロース集合

会議室フロア

3階にある熊本城ホールの会議室フロア

10月19日は大小19室を備えた3階会議室フロアの大会議室で、世界のサンタクロースが集まる会議が開かれます。物販やサンタとの記念写真などが楽しめます。午前10時から。入場無料で、事前申し込みも不要です。

【問い合わせ】
熊本市 新ホールマネジメント課 誘致戦略室 TEL 096-328-2073

10月30、31日 2階シビックホールでクラシックとジャズのコンサート

2階のシビックホール

発表会や表彰式などさまざまな催事に利用可能な2階のシビックホール

10月30、31日は一部可動の約750席に、音響や照明設備も整う2階シビックホールで、クラシックとジャズのコンサート。30日はバイオリニスト千住真理子さんとピアニスト横山幸雄さんによるリサイタル。31日は「ルパン三世」のテーマ音楽などを担当した大野雄二さんらのジャズライブがあります。

いずれも午後6時半開場、7時開演。前売り5千円。

【問い合わせ】
チケット問い合わせデスク TEL 096-288-6696

12月1日 メインホールで山下達郎さん公演

メインホール

メインホールは九州最大級の2300席あり、トップクラスの音響が自慢

グランドオープンは12月1日。4階メインホールで、「クリスマス・イブ」などの楽曲で知られるシンガー・ソングライター山下達郎さんが公演します。チケットの申し込みは地元枠を含め締め切っています。

こけら落としに誰を招くかは、市や在熊メディアでつくる実行委員会が検討。幅広い世代に親しまれるアーティストとして山下さんを選び、山下さん側が応じ、ツアーの日程に追加しました。

11月29日 開業記念式典に玉置浩二さん 熊響と共演

玉置浩二さん

熊本城ホールの開業記念式典コンサートへ出演する玉置浩二さん(©RYO KATO)

11月29日は「熊本城ホール」の開業記念式典のコンサートに、歌手の玉置浩二さんが出演し、熊本交響楽団などと共演します。

熊本市新ホールマネジメント課によると、コンサートでは、欧州などで活躍する指揮者の柳澤寿男さんが熊響を指揮し、玉置さんが歌声を披露。NHK熊本児童合唱団も出演します。

玉置さんは熊本地震後、ツアー会場で募金を呼び掛けるなど被災者支援を続けており、市側が出演を打診していました。大西市長は「玉置さんはアジア最高峰のボーカリスト。地元オーケストラとともに式典を盛り上げてほしい」と述べました。

式典は午前11時から正午までメインホールで行われます。関係者ら2300人を招待する予定で、このうち1500人を一般公募します。10月31日締め切りです。応募多数の場合は抽選となります。

開業記念式典の申し込みは、メールまたははがきで。詳しくは以下のURLをご覧ください。
https://www.kumamoto-jo-hall.jp/news/20191001.html

【問い合わせ】
熊本城ホール事務室 TEL 096-312-3737

11月2日から 水中アート展「アートアクアリウム」 熊本地震からの復興テーマ

アートアクアリウム

熊本県内で初めて開かれるアートアクアリウムの記者発表に出席した熊本市の大西一史市長(右端)。隣は女優の山本美月さん=2019年6月5日、東京都中央区

水槽に光を当てるなどして演出する水中アート展「アートアクアリウム」の実行委員会が、熊本地震からの復興をテーマにした展示を11月2日から2020年1月13日まで開きます。

このイベントは2007年から東京や大阪などで開かれており、累計945万人が来場しています。熊本県内では初開催。熊本城ホールの1階展示ホールで開かれます。

熊本会場で使われる金魚は1万匹。天井に設けたガラスの水槽を見上げる「天井金魚」などを展示します。展示場所は約1630平方メートルで、過去最大の大きさということです。アンバサダーは女優の山本美月さん。

2019年6月に都内であった記者発表には熊本市の大西一史市長も同席し、「被災者を癒やしてくれるようなイベントになればうれしい」と期待を込めました。

【問い合わせ】
KABイベント事務局 TEL 096-359-9051
http://artaquarium.jp/

WANIMAや森高千里など大物アーティスト続々 2019年内の主なイベント

熊本城ホール開業後の、2019年12月には多くの大物アーティストのツアーや、親子向けイベントなどが行われます。主なイベントを紹介します。

  • 2日 ナオト・インティライミ
  • 3日 島津亜矢
  • 5、6日 WANIMA(ワニマ)
  • 7日 葉加瀬太郎
  • 8日 森高千里
  • 11、12日 長渕剛
  • 14日 きかんしゃトーマス クリスマスコンサート
  • 15日 CHEMISTRY(ケミストリー)
  • 20日 八代亜紀
  • 25日 佐野元春&THE COYOTE BAND

※25日の「佐野元春&THE COYOTE BAND」のみシビックホール、他はメインホール

新たな“熊本の顔”として、来年以降もさまざまなイベントの開催を期待したいですね。

熊本城ホール

住所 熊本市中央区桜町3-40

アクセス 桜町再開発ビル内
熊本市電「辛島町」電停の近く
開館時間 9時~22時
休館日 年末年始(12月28日~1月4日)
電話 096-312-3737
公式HP https://www.kumamoto-jo-hall.jp/
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