TBSアナウンサー・山本恵里伽さんを密着取材! 「news23」サブキャスターとして活躍

TBSアナウンサー・山本恵里伽さんを密着取材! 「news23」サブキャスターとして活躍

TBS系の夜の報道番組「news23」が2019年6月、リニューアルしました。フリーアナウンサー小川彩佳さんのメインキャスター起用が話題となっていましたが、その隣でサブキャスターを務めているのが、熊本市出身の山本恵里伽(26)さんです。

ある日の山本さんの一日に密着。仕事内容やアナウンサーを目指したきっかけなどを取材しました。(熊本日日新聞社読者NIEセンター 西山美香)

※2019年10月19日付熊本日日新聞朝刊掲載。文中の情報は掲載日時点のものです。

入社4年目で憧れの番組に うれしさより不安大きく

山本さんが働くTBSテレビ(東京都港区赤坂)の従業員は1174人(2019年3月末現在)。山本さんが所属するアナウンスセンターのほか、ニュース番組などを担当する報道局、ドラマやバラエティー番組などを作る制作局、映画制作をはじめコンサートや美術展などを手掛ける事業局など、さまざまな部署があります。

打ち合わせをする山本恵里伽さん

放送に先立ち「news23」メインキャスターの小川彩佳さん(左)やスタッフと打ち合わせをする山本恵里伽さん=東京都港区(画像の一部を加工しています)

午後6時、TBSテレビの報道フロア。夜のニュース番組「news23」のスタッフ打ち合わせが始まりました。

山本恵里伽さんは真剣な表情。入社4年目で、サブキャスターに抜てきされました。「憧れの番組だったので、とてもうれしかった。でも、こんな早い段階で自分が担当できるのか、不安の方が大きかった」と打ち明けます。

番組は月~木曜が午後11時、金曜は午後11時半から、それぞれ1時間近い生放送。山本さんは普段、午後3~4時頃出社し新聞5、6紙に目を通します。「ニュースの背景を詳しく知るためです。そうすることで、原稿を読むときの抑揚など、伝え方が随分違ってくるんですよ」

現場へ足を運ぶこと大事に 自分の言葉で正確に伝えたい

一見、華やかに見えるアナウンサー。実際は、スタジオで原稿を読むだけではありません。取材や街頭インタビューに出たり、バラエティー番組の司会やラジオ番組を担当したり…。「ジャンルが幅広いので大変」と山本さん。今も「news23」のオンエア前は緊張し、スタジオの防音スペースで発声練習しながら「ワァーッ」と大声を出して気持ちを和らげることも。「見えないところで必死なんです」と苦笑いします。

現場に足を運ぶことを大事にしています。山本さんは「やはり行ってみないと分からないことは多いです。当事者の気持ちを感じ取り、自分の目で見たことを、自分の言葉で正確に伝えたい」と話しています。

ある日の山本さん

10:00 起床、遅い朝食。テレビ各局のニュースをチェック。掃除、洗濯など
15:00 出社。メークをした後、取材へ
18:00 「news23」の打ち合わせ
19:00 夕食(弁当)。ヘアメークを整える。ニュースの下調べやオンエアに向けての準備
21:00 オンエア前の最終打ち合わせ
22:30 番組のリハーサル
23:00 「news23」がオンエア
24:00 番組終了後、反省会や新聞の整理など
25:00 帰宅

山本さんにインタビュー

山本さん

「好きなことを見つけて、思いっきりやり遂げることが大事」と話す山本さん

山本さんにアナウンサーになろうと思ったきっかけや、アナウンサーを目指す子どもたちへのアドバイスなどを聞きました。

――山本さんはなぜアナウンサーになろうと思ったのですか?

山本さん 中学高校時代は放送部で、声で表現する楽しさを知りました。映像制作が好きでドキュメンタリーも作っていました。テレビ局を目指したのは、最初は番組制作がしたかったからです。大学2年でアナウンススクールに入校。アナウンサーの仕事は面白そうだと思い、テレビ局2社を受けました。

――アナウンサーになるためにやったことは?

山本さん アナウンサーの入社試験は独特。私は、お題に沿って数分間しゃべるフリートークが苦手だったので、電車内から見える景色を実況して練習しました。マスクを着けてブツブツ言ってるので、怪しい人と思われたでしょうね。また、新聞はしっかり読みました。自分の考えを持てるようになりました。ちなみに、アナウンススクールは必ずしも行く必要はないと思います。

――どんな人が向いてると思いますか?

山本さん いろんなタイプのアナウンサーがいます。「こうじゃないとダメ!」というものはないと思います。

――子供の頃の習い事は?

山本さん 水泳、英会話、ピアノ、新体操…。いろいろ習っていましたが、一番長く通ったのは学習塾でしたね。

――アナウンサーを目指す子が、いま、やっておいた方がいいことはありますか?

山本さん 好きなことを見つけて、思いっきりやり遂げることが大事。それが、夢をかなえる一番の近道です。私の場合は映像制作でした。今は「この職業に就くためあれをやらなきゃ」など思わなくていいのでは。考えなくてはならない時は必ず来るんですから。

〈編集後記〉

アナウンサーは採用数が少ない半面、入社を希望する人が多く「狭き門」と言われます。特にTBSなどのキー局(東京のテレビ局)は超難関。熊本出身の山本さんが活躍しているのは、うれしいことです。山本さんは取材で、どんな質問にも丁寧かつ気さくに答えてくれ、私もファンになりました。

山本恵里伽(やまもと・えりか) 略歴

1993年、熊本市生まれ。熊本市立西原中から済々黌高へ進み、放送部で活躍した。明治大文学部演劇学科を卒業。2016年にTBSに入社し、2019年5月まで夕方の報道番組「Nスタ」でキャスターを務めた。

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