猫と出会うジュエリー店!? 荒尾市の「キャットン」 里親探しへ、工房に飼育ステーション

猫と出会うジュエリー店!? 荒尾市の「キャットン」 里親探しへ、工房に飼育ステーション

猫ステーション

ジュエリー店の中に保護猫を飼育するステーションを設けた「キャットン」の崔昌奎社長(左)と梅崎尚子さん=熊本県荒尾市万田

保護猫を譲渡するためのステーションを、工房の一角に常設した会社が熊本県荒尾市万田にあります。猫をモチーフにした指輪やイヤリングなどを製造・販売するジュエリーショップ「Catton(キャットン)」。2018年10月から2020年1月までに計14匹の飼い手を見つけました。(熊本日日新聞社荒尾支局 樋口琢郎記者)

※2020年2月27日付熊日朝刊掲載。文中の情報は掲載日時点です。

「不幸な猫減ってほしい」 100万円かけ店舗改修

猫

猫が伸び伸びと遊べるように玩具などが置かれている

運営するのはジュエリー会社の崔昌奎(チェチャンギュ)社長(41)と店長の梅崎尚子さん(38)で、2人とも大の猫好き。「不幸な猫が少しでも減ってほしい」と、ショップのオープンに合わせて、約10平方メートルのステーションを設置しました。

「猫が伸び伸び暮らせる」ように、約100万円をかけて店舗を改修。店内から眺められるようにガラス越しにしたほか、壁伝いに跳び移れる「キャットウオーク」を設置して、猫が床から屋根裏まで自由に行き来できるようにしました。

キャットウオーク

猫が自由に壁を伝って行動できるように「キャットウオーク」などが設置された室内

ここで過ごしている猫は保健所などに保護されて避妊・去勢手術などを終えた「もらい手が見つかりにくい」(梅崎さん)という7カ月~2歳の成猫。県内の動物保護団体から預かり、常時3~4匹を飼育しています。

時間かけて触れ合い、愛情芽生え

猫

希望すればステーションの中に入って猫と触れ合える

店舗への訪問客はガラス越しに眺めて、希望すれば中に入って猫と触れ合えます。事業に協力する動物保護団体「レスキューさくら会」(熊本市)の中山美樹代表(56)は「譲渡会などと違い、時間をかけて触れ合うことができるのが魅力。愛情も湧きやすい」と語っています。

餌代や医療費など月4万円ほどの飼育費を会社の収益から賄っています。店休日も餌やりを欠かしません。梅崎さんは「好きで始めたこと。それに猫が職場にいることで笑顔が増えて仕事にもいい影響が出ている」。1年の活動を振り返り「譲渡後も育て方などでフォローできるメリットがあった。お客さんと猫を通した縁ができたのもうれしい」と話しています。

2020年度中に出店する福岡市内の店舗にも、同様のスペースを設ける計画。崔社長は「自分たちだけでなく、他業態の会社にも、この活動が広まってほしい。そして処分される猫が少しでも減り、ゼロに近づいてほしい」と願っています。

Catton 店舗情報

住所 熊本県荒尾市万田725-1

アクセス JR荒尾駅から車で5分
営業時間 11時~18時
定休日 火曜
電話 0968-57-9285
公式HP https://catton.jp/
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