ささ身、レバー…鶏肉は新鮮な九州産 焼き鳥屋「船場たば鳥」 ハリとつやある食材が自慢

ささ身、レバー…鶏肉は新鮮な九州産 焼き鳥屋「船場たば鳥」 ハリとつやある食材が自慢

ぶらり新町・古町

船場たば鳥

新鮮な鶏肉を扱う「やき鳥 船場たば鳥」の店内。カウンター席のほか、テーブル席もある=熊本市中央区新町

きょうも熊本市の新町・古町をぶらぶらと歩く。その日の朝にさばいた新鮮な鶏肉を扱う「やき鳥 船場たば鳥」(熊本市中央区新町)ののれんをくぐった。

「あんたがたどこさ」のメロディー 洗馬橋電停そば

「船場たば鳥」は、肉も野菜も九州産にこだわった店。ミシュランガイドでは、「ミシュランの基準を満たした料理」を提供する店として紹介された。

コースター

かわいらしいコースター

熊本城をあおぐ船場橋と、童謡の「肥後手まり唄」のたぬき像があることで有名な「洗馬橋」電停からすぐに、この行きつけの店がある。電停のスピーカーからは市電が近づくと「あんたがたどこさ」のメロディーが流れる。聞こえてきそうだ。

スギ材のカウンターの奥に、きょうも大将の田原康博さん(48)が大分県佐伯市から取り寄せる「豊後白炭」で具材を焼く。硬度が高く、長い時間高温を維持できる。焼き鳥に適している。

おまかせコースを注文 地元の野菜にもこだわり

一本一本丹念に焼いてくれる

注文したのは、おまかせコース。まずサラダ。新玉ネギ、ニンジンをみそだれであえてある。2品目は、とりわさ。生ものが苦手だとポテトサラダに替えてくれる。次は、ねぎまだ。もも肉と白ネギの歯ごたえがいい。熊本・河内産のレモンが付いた手羽先、厚揚げと続く。人気のささ身は好みに合わせて本わさび、梅、明太子、ゆずこしょうのいずれかを添えてくれる。ゆずこしょうは妻のみすずさん(44)の実家の手作り。「香りが違うでしょう」と自信の一品だ。

レバーは、ふわっとした食感。「ハリとつやのある食材しか使いませんから」と田原さん。信頼できる卸売業者から肉と野菜を調達する。品質が悪いと返品することもある。

金峰山近くでとれたタケノコに季節を感じる。砂肝、そら豆(いぶすき)、つくねと味わって、宇城市不知火産の塩トマトでしめた。12品で3千円(税別)。

おまかせコースの12品

開店して15年 「新町のにぎわいに貢献したい」

「船場たば鳥」のお店の前で。大将の田原康博さん(左)と妻のみすずさん

店を出して15年。食材はほとんどが地場産だ。店には熊本産レモン、鹿児島産そら豆、山都町の里芋、芦北の玉ネギ、益城町の赤なすが入った段ボールが天井まで積み上げられている。

塩は、近くのソルト・ファームから天草産を仕入れる。「ミネラルが豊富で、辛くなく、むしろ甘い」。えぐみがなく、舌にまとわりつくようないやな味がしない。お酒は米焼酎や天草晩柑のリキュールなどがある。コースターにはくまモンの絵と「肥後手まり唄」の歌詞入り。熊本にいることを実感する。

夜9時以降は、2次会のお客さんに合わせて、一品から注文できる。

ご主人は熊本市西区出身。27歳の時脱サラして、飲食業の道に。熊本市の繁華街にある焼き鳥店などで修行し、33歳で独立した。みすずさんは熊本市北区出身。「自分が食べたいと思う料理を出したい。新町は変にザワザワしていない雰囲気のある街です。昔の花街ですし、にぎわいに貢献したいです」とお二人。確かな味を求めて客が集まる。

店舗情報

住所 熊本県熊本市中央区新町2丁目7-14

アクセス 熊本市電「洗馬橋」電停から徒歩2分
営業時間 17時半~24時(ラストオーダー23時半)
定休日 水曜
電話 096-323-5633

※情報は取材時点のものです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、営業日・営業時間などが変更になる場合があります。

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