地域に根を張る「新町交番」 24時間、町の安全・安心を守る

地域に根を張る「新町交番」 24時間、町の安全・安心を守る

ぶらり新町・古町

新町交番

新明八橋の近くにある新町交番=熊本市中央区新町

熊本市の新町・古町をぶらぶらと歩く。きょうは新明八橋の近くにある新町交番(熊本市中央区)を訪ねた。

約1万4000人の生活守る

主に一新小、五福小校区に住む約1万4000人の生活を守る

新町交番は、主に一新小、五福小校区に住む約1万4000人の生活を守っている。

熊本南署地域課にある三つの班が日々数人でチームとなり、24時間ごとに勤務。管内での発生事案に対応したり、困り事の相談に応じたりしている。

全班をまとめる村上庸一郎警部補(37)は「比較的治安が良い地区ですが、最近は自転車盗もあり、気を緩めることはできません」と話す。マンションが増えて、長らく住んできた方々と新たに引っ越してきた新住民のコミュニケーションも心配だ。

「落とし物拾った」若い人が届け出 「優しさあふれた町」

勤務する、「第3班」の桑野さん、松田さん、住田さん(左から)

この日は、「第3班」の出勤日だ。

桑野康平さん(28)、松田凌さん(29)、住田流星さん(26)の3人の20代の巡査長が町を守る。「おはようございます」といったあいさつを心がけ、住民との距離を縮めようとしている。

班長を任されているのは桑野さん。「若い人たちが落とし物を拾ってくれる、優しさにあふれた町です」と話す。南阿蘇村出身で剣道とフェンシングの経験者。フェンシングではインターハイでベスト8に入った。

バドミントンが得意の松田さんは、やはり落とし物の届け出が多いことがこの町の特徴だと思っている。「お年寄りが多いため、できるだけ巡回連絡をして、情報を集めようと思っています」と熱心だ。非番の時は趣味のドライブで気分転換する。

住田さんは、昨年秋の巡回中に迷子になっている白いトイプードルを発見し保護した。夕方になって飼い主が現れ「ありがとうございました」とお礼をされた。「やりがいを感じました」と住田さん。不審者情報が入れば、パトカーの赤色灯を回し「レッド走行」。地域に注意を喚起する。元野球少年は筋トレで体を鍛える。

広報紙の編集にも熱心 地域に頼られる交番に

パトカーで出動することもしばしばある

三つの班は交番が毎月配っている広報紙の編集にも熱心だ。地元の自治会や消防団と構成する協議会に出席した際に、事故や事件について「町ごとに発生件数を書いてほしい」という要望があったため、島崎、横手といった町ごとの物損・人身事故の件数を紙面に載せることにした。

「泌尿器科の病院に行きたいのですが」「ご老人が迷子になっています」。交番には日々、人々の切なる声が届く。パトロール、電話対応、緊急出動。管区に住む方々の安全・安心のため、新町に根を生やしている。

新町交番

住所 熊本市中央区新町2丁目12-28

アクセス 熊本市電「新町」電停から徒歩2分
電話 096-324-6980

※情報は2020年5月11日時点です。

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