早くも1億円プレーヤー、ヤクルト村上 打撃3部門で上位、初タイトルも 紙面で振り返る3年目シーズン 

早くも1億円プレーヤー、ヤクルト村上 打撃3部門で上位、初タイトルも 紙面で振り返る3年目シーズン 

2020年12月31日 記事5本を追加しました

プロ野球・ヤクルトの村上宗隆内野手(熊本市出身、九州学院高校卒)は、3年目の2020年シーズン、新人王に輝いた前年以上の素晴らしい成績を残しました。全試合で4番を務め、打率3割7厘、28本塁打、86打点で、いずれもリーグトップ5入り。初タイトルとなる最高出塁率(4割2分7厘)を獲得したほか、一塁手としてリーグのベストナインに輝きました。

 

 

巨人戦で中越えに本塁打を放つ村上=2020年11月7日、東京ドーム

来季の年俸は1億円に到達し、球界を代表するスラッガーへと、さらに歩みを進めます。

 

契約更改交渉を終え、色紙を手に笑顔のヤクルト・村上=12月7日、東京都内の球団事務所(代表撮影)

熊本日日新聞は2020シーズン、村上選手の活躍を何度も取り上げ、「クロスくまもと」でも紹介してきました。今回の更新で2020年シーズン分は完結です。熊本地震からの復興の途上にコロナ禍、豪雨に見舞われた熊本に元気を届けてくれた村上選手、本当にお疲れさまでした。来シーズンも活躍を期待しています。

※情報は2020年12月31日時点、記事中の情報は掲載時点です。以下、記事中は敬称略。

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ベストナイン初受賞「光栄」(12月16日)

セ、パ両リーグのベストナインが12月16日に発表され、村上は一塁手で選出された。3年目の20歳で初受賞し「光栄でうれしく思う」と喜びをかみしめた。九州学院高からドラフト1位で入団し、捕手からプロで内野手となった。受賞した一塁手としてだけではなく課題の三塁の守備も改善された。「他のポジションでは偉大な先輩方が受賞されている。さらに精進して来年も受賞できるように、そして(先輩に)追い付けるように頑張りたい」と意気込んだ。

球団最年少で大台 熊本城支援は継続(12月7日)

村上は12月7日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5500万円増の年俸1億円でサインした。球団史上最年少の大台到達で、プロ4年目は古田、青木らに並ぶ球団最速となり「目標にしてきた数字ですごく光栄。最大限評価してもらった」と喜んだ。今季は熊本地震で被災した熊本城の復旧のために、本塁打1本ごとに一定額を寄付し、来季も継続する。「自分が打つことで喜びを与えられたらと思っている。もっと故郷に恩返ししたい」と話した。(金額は推定)

出塁率がリーグトップ 初の個人タイトル獲得(11月14日)

セ・リーグは11月14日、レギュラーシーズンの全日程が終了して個人タイトルが確定し、村上は4割2分7厘の最高出塁率で初のタイトルを獲得した。

 

今季初、2打席連続アーチ(11月7日、巨人戦)

村上が今季初の2打席連続本塁打を放った。七、九回にソロを運んで今季28本塁打。七回は桜井の高めの速球を中越えへ運び「しっかりと自分のスイングで押し込むことができた」。九回は大竹の速球を引きつけて逆方向の左中間席へ運び「強い打球を心掛けた」とうなずいた。

41年ぶりの偉業 1イニング3盗塁(11月5日、阪神戦)

村上が1イニング3盗塁をマークし、プロ野球記録に並んだ。右前打で出塁した二回、二盗、三盗に続いて本盗も鮮やかに決めた。阪神先発の西勇が失点を重ねる中、「慌てていたし、テンポが一定だった」と警戒が薄れていたところを見逃さない。悠々と二盗を決め、さらに宮本との重盗で三塁に進んで2死二、三塁。最後は二塁にけん制した隙を突いて本塁を陥れた。1イニング3盗塁は1979年に島田誠(日本ハム)が記録して以来17人目。セ・リーグでは51年の与那嶺要(巨人)、53年の土屋伍郎(国鉄)に次いで3人目となった。

 

80打点に到達、復調に自信(10月24日、中日戦)

村上が1-0の二回、山田哲が2点適時打を放ってさらに残った2死一、二塁の好機。9球目を右前に運んで1点を加え「追い込まれたが、しっかり打ち返すことができた」と胸を張った。四回も右前適時打を放った。10月に入ってやや調子を落としていたが「ここ数試合は前よりもいい感覚で打席に立てている」と復調に自信をのぞかせた。

逆方向へ24号逆転2ラン(10月21日、巨人戦)

0-1の六回1死二塁。村上がフルカウントから高橋の外角低めのスライダーをバットの先で拾うと、舞い上がった打球は逆方向の左翼フェンスを越えた。逆転の24号2ランで巨人戦の連敗を9で止め「いい角度で上がってくれて逆転の本塁打になって良かった」と素直に喜んだ。

23号含む4安打5打点の大暴れ(10月18日、阪神戦)

村上が5打点をマークした。一回に先制二塁打。五回には秋山から23号3ランを放ち「コースに逆らわずしっかりと逆方向に打つことができた」と自賛した。

九学の先輩、伊勢から22号(10月15日、DeNA戦)

村上が九州学院高の2年先輩の伊勢から22号ソロを放った。3-1の五回1死で、フォークボールを右翼席へ運んだ。1年生の4番打者として出場した2015年の夏の甲子園大会で、エースだった先輩からの一発。この一打が結果的にチームの連敗を4で止めた。

 

 

 

低めの球を右翼席へ 2年連続20号(10月4日、広島戦)


村上が2年連続の20号ソロを放った。1-5の六回1死で低めの速球を高く打ち上げて右翼席最前列へ運び「反応して打つことができた。少し上がり過ぎたがホームランになって良かった」と振り返った。

左翼席へ19号3ラン 40歳石川の勝利後押し(9月30日、DeNA戦)

村上が3試合ぶりの19号3ランで、石川の40歳での勝利を後押しした。2-0の三回1死一、二塁で3ボール1ストライクから上茶谷の外角速球を逆方向の左翼席へたたき込み、「いい感覚で打てて良かった」と笑みを浮かべた。五回にも左前打を放って3試合ぶりの2安打とし、今季101安打。2年連続で100安打をクリアした。

藤浪の152キロ、バックスクリーン越え(9月26日、阪神戦)

村上が藤浪から勝ち越しの18号ソロを放った。1-1の六回、先頭打者で高めに浮いた152キロの速球を完璧に捉えると、打球はバックスクリーンを越え、電光掲示板との隙間に吸い込まれた。「力負けせずにしっかり振り抜くことができた。自分のスイングができた」と喜んだ。

「積極的に打ちいった」17号2ラン(9月23日、中日戦)

三回、中日・又吉のスライダーをしっかり振り抜き、17号2ラン。村上は「バッティングカウントだったので積極的に打ちにいった」と振り返った。

左翼席へ、2試合連続の16号(9月21日、中日戦)

村上は0-0の二回、2試合連続となる16号ソロ本塁打を放った。勝野の外角低めへの149キロを逆方向へ打ち上げると、ボールは広いナゴヤドームの左翼席最前列に飛び込んだ。

駄目押し14号3ラン 3連勝に貢献(9月18日、広島戦)

村上が4番の仕事を果たし、チームの約2カ月ぶりの3連勝に貢献。11-5の七回、3ボール1ストライクから右中間へ14号3ランを放った。

上茶谷から先制13号 チームは連敗脱出(9月16日、DeNA)

四回、村上がDeNAの先発・上茶谷から左越えに先制の13号ソロ。チームの連敗は6で止まった。

「こんなに早く受賞できると思わなかった」 月間MVP初受賞(8月12日)

セ・リーグは、6、7月の月間最優秀選手(MVP)に、巨人の菅野と村上を選出。村上は打率3割3分9厘、6本塁打でリーグ最多の37打点を挙げた。村上は「すごくうれしいし、光栄。入団した時はこんなに早く受賞できると思わなかった」と喜びをあらわにした。

ガルシアから逆転2ラン 左中間に5号(7月29日、阪神戦)

村上が1点を追う四回に逆転の2点本塁打。ガルシアの低めの直球を捉え、1週間ぶりの5号を左中間席に放り込んだ。これで35打点に伸ばし、リーグトップを走り続ける。

高々と右翼席へ 16試合ぶり4号(7月22日、DeNA戦)

五回、村上は浜口から16試合ぶりとなる4号ソロ。「高めのボール気味の球だったが、しっかり押し込むことができた。久しぶりに打てて良かった」とうなずいた。

4番の仕事 好機逃さず2点勝ち越し打(7月15日、阪神戦)

4-4と追い付かれた直後の七回1死満塁。村上が4番の働きを見せた。能見の速球を中前に打ち返し、2点勝ち越し。「追い込まれたから何とか前に飛ばそうと必死に食らい付いていった」とベンチに向かい笑顔を見せた。

荒稼ぎ4打点 被災した故郷へ「元気届けられたら」(7月9日、中日戦)

村上が九回、岡田から2点二塁打。この日は計4打点の活躍だった。故郷の熊本が豪雨災害に見舞われている中、「僕には分からないくらい大変だと思う。少しでも元気を届けられたらと思っている」と思いをはせた。

脚でも魅せた! 好走塁で先制点(7月7日、中日戦)

両チーム無得点で迎えた六回。無死一塁で、西浦が柳の外角低めへのカーブを巧みに外野へ運ぶ二塁打。右中間突破とはならなかったものの、一塁走者の村上が好走塁で生還し、均衡を破った。

打った瞬間「確信」 サヨナラ満塁アーチ(7月2日、広島戦)

5-5の九回、村上が左翼席へ豪快なサヨナラ満塁本塁打。逆らわずにはじき返した打球は、前進守備の左翼手をあざ笑うかのように左翼スタンドへ。打った瞬間に打球の行方を確信。ベンチに向けてバットを高々と掲げた。

 

逆転2点タイムリー、勝利に貢献(7月1日、広島戦)

0-1の一回、村上が逆転の2点打を放ち、勝利に貢献した。

先制弾の山田哲に続き、今季初アーチ(6月20日、中日戦)

一回の攻撃。2番の山田哲が無死一塁から先制2ランを放つと、20歳ながら4番を任された村上が追い打ちの1号ソロを放った。村上は「積極的にスイングすることができた。まずは1本出て良かった」と話した。

開幕戦で2安打2打点(6月19日、中日戦)

高津新監督の初陣となった開幕戦。4番に座った村上は、一回にタイムリーを放つなど2安打2打点と活躍したが、チームは延長戦の末、7-9で敗れた。

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