消防団でも活躍!「人と話すの大好き」 地域を元気にする薬剤師、藤山真木さん

消防団でも活躍!「人と話すの大好き」 地域を元気にする薬剤師、藤山真木さん

ぶらり新町・古町

ごふく薬局

電停呉服町近くにある「ごふく薬局」。近くにある眼科、皮膚科、精神科からだけではなく、遠方から処方せんを持ってくる人もいる=熊本市中央区呉服町

熊本市の新町・古町をぶらぶらと歩く。熊本市電の呉服町電停近くにある「ごふく薬局」(熊本市中央区呉服町)に、地域を元気にする薬剤師がいる。藤山真木さん(48)は「かかりつけ薬剤師」として地域に貢献。本業はもちろん、消防団員や防災士としても活躍し、バレーボールにも笑顔で取り組んでいる。

信頼厚い「かかりつけ薬剤師」 世間話も大事に

ごふく薬局の藤山真木さん。薬の説明をしっかりとしてくれる

「困ったことはないですか」。藤山さんは定期的に薬局を訪れる13人のかかりつけ薬剤師だ。薬のことだけではなく、体や食事のこと、家族の悩みなどを聞くことにしている。「ご本人が抱えている心配事は、お薬手帳だけでは分からないことがあります」と藤山さん。世間話から薬の効用まで患者さんとしっかり話すことにしている。

近くに住む徳永静子さん(77)は「藤山さんのおかげで、健康のことを何でも気軽に聞けて助かっています」と話す。血圧の薬を服用しているが、ほかの薬との飲み合わせなどもしっかり説明してもらえる。

ごふく薬局グループの鬼崎信文社長は「患者さんだけではなく、社員からの信用がある。看板薬剤師ですよ。管理薬剤師と副社長も任せています」と信頼する。

熊本地震では生活支援に奔走

薬の調剤は責任ある仕事だ

藤山さんは熊本県水俣市出身。「ちょっと都会に行ってみたかった」と福岡県の大学で薬学を学んだ。縁あって、ごふく薬局グループに。グループの規模は、入社時は2店舗だったが、今では12店のチェーンに成長した。

藤山さんが地域のことを真剣に考えるようになったのは熊本地震(2016年)の影響が大きい。呉服町のマンションが大きく揺れ、五福小で避難者の生活支援に奔走した。

「子どもが風邪をひいて、自分も体調が悪い。子どもの風邪薬を自分が飲んで大丈夫ですか」「目薬が手に入らない。どうしたらいいでしょうか」。被災者からはさまざまな質問が届いた。

高齢者向け体操教室、子どもには駄菓子販売も

職場の仲間たち。社長も駆けつけてくれた。ごふくの頭文字Gを表現してくださいと注文したら、みなさんが笑顔で挑戦してくれた

五福小校区の消防団員も務める。女性消防士の消火訓練大会に出場。消防団員としての意見発表会で優秀賞をもらった。

藤山さんはさまざまな活動を通して人脈をつくり、より信頼できる薬剤師を目指す。「地域のステーション薬局を目指して」という鬼崎社長のモットーを実現するため、「五福本舗」という「シェアスペース」を運営。高齢者向けに体操教室、子どもには駄菓子販売を手掛ける。

かかりつけ薬剤師は高齢化社会で地域医療に貢献すると期待されている。「人と話すのが好きなわたしにとって、薬剤師は天職です」と明るく語ってくれた。

ごふく薬局

住所 熊本市中央区呉服町1-30

アクセス 熊本市電「呉服町」電停から徒歩1分
営業時間 9時~18時(土曜は17時まで)
定休日 日曜・祝日
電話 096-322-8844

※情報は2020年9月12日時点です。

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