熊本弁検定の問題・解答・解説 第2弾「接頭語編」 「きゃあ」「さで」? 難易度アップ

熊本弁検定の問題・解答・解説 第2弾「接頭語編」 「きゃあ」「さで」? 難易度アップ

SNSこちら編集局@クロくま

熊日SNSこちら編集局が実施した「熊本弁検定」(2020年10月20日~11月30日)。今回は、第2弾「接頭語編」の解答と解説です。平均点は6.0点(10点満点)。第1弾の8.9点に比べ、難易度がぐっと上がりました。

「きゃあ」や「さで」など接頭語をテーマにした各問の正解率は83~37%。用法に明確な決まりがあるわけではないだけに、悩んだ方も多かったようです。

【問1】「地震で家が○○壊(く)えた」

  1. つん
  2. ひっ
  3. きゃあ
  4. はち

【問2】「坂道で○○こけて、痛さ、痛さ」

  1. はち
  2. ひっ
  3. さで
  4. ばち

【問3】「壁の○○ぽげとる」

  1. きゃあ
  2. つん
  3. ひっ
  4. うっ

【問4】「台風で木の○○倒れてきた」

  1. ねん
  2. きゃあ
  3. ひん
  4. さで

【問5】「しもた、醤油ば○○こぼした」

  1. つん
  2. いっ
  3. ばっ
  4. ほっ

【問6】「先生の話は○○くどか」

  1. うっ
  2. きゃあ
  3. ひち
  4. つん

【問7】「なんかい、部屋ば○○散らかしてかる」

  1. きゃあ
  2. つん
  3. さで
  4. ほっ

【問8】「どぎゃんなっと、○○なろたい」

  1. きゃあ
  2. さで
  3. うち
  4. ひち

【問9】「あいたーす。自転車ば○○倒した」

  1. うっ
  2. つん
  3. ごろ
  4. ひん

【問10】「こっちゃん、○○来(こ)らい」

  1. うっ
  2. さで
  3. はち
  4. つん

正解

かっこは正解率

  • 【問1】1(51%)
  • 【問2】3(41%)
  • 【問3】4(63%)
  • 【問4】1(53%)
  • 【問5】2(52%)
  • 【問6】3(70%)
  • 【問7】4(67%)
  • 【問8】1(83%)
  • 【問9】1(80%)
  • 【問10】3(37%)

県民性? 接頭語で大げさに

工事郎

「川端町さん、きゃあ巡ろ」。民謡おてもやんの一節に登場する「きゃあ」ですが、熊本弁はほかにも「さで」「つっ」「うっ」「ひん」など、やたらと接頭語が豊富です。強調したり、調子を整えたりする役割ですが、何でもやや大げさに言いたがる県民性ですかね。

大半は強調の意味で、「曲げた」と言えばいいところを、「ひん曲げた」。「きゃあ」は「思い切って」や「うっかり」など場面によって、意味合いが変化しますし、「つっ」なら「わざとじゃない」感も漂います。問1「つん壊(く)えた」は自虐的な気持ちが込められます。どの時はどれというのは、慣れるしかありません。

今回は「最も適した」接頭語を正解としました。問2「坂道で○○こけて…」は「ひっこけて」とも言います。ただ熊本弁らしさを求めれば「さで」を正解にしたいところ。

問4には「うっ倒れてきたは言うが、ねん倒れてきたなんて聞いたこともない」との声も。「うっ」は選択肢に入れず、「ねん」を正解にしたのですが。

方言は地域、厳密に言えば集落ごと、世代ごとで違います。「自分の周囲は使わない」と断言したものの、親世代に聞いてみたら「普通に使う」と返答されたという人もいました。

方言の魅力は多様性です。「よそじゃ、ぎゃん言うとばいなぁ」ぐらいの気持ちで楽しみましょう。入門編には「うったまがった」「きゃあ行こ」あたりが、ぴったりですよ。(工事郎)

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