熊本開催の女子ハンドボール世界選手権に期待 前哨戦でオムロン(山鹿市)の3選手躍動

熊本で開催されたアジア選手権 「おりひめジャパン」が準優勝

日本が世界に華麗に羽ばたくことを願って命名されたハンドボール女子の日本代表「おりひめジャパン」。2019年11月30日から熊本県内で開催される女子ハンドボール世界選手権の前哨戦として熊本で開催されたアジア選手権(2018年11月30日~12月9日)のメンバー20人には、熊本を拠点とするオムロンから3選手が名を連ね、躍動しました。この大会、「おりひめジャパン」は決勝で宿敵・韓国に敗れたものの準優勝に輝きました。世界選手権には開催国として、出場が決定しています。(この記事は2018年12月11日付熊本日日新聞朝刊掲載の記事に加筆しています)

オムロン勢

アジア選手権で銀メダルを手に笑顔を見せるオムロン勢。左から石井優花、永田しおり、勝連智恵=2018年12月9日、熊本県立総合体育館

俊敏なステップ、難角度からゴール LW勝連智恵

158センチのLW勝連智恵(大阪・宣真高出、29歳)は予選ラウンドのオーストラリア戦でチーム最多の8点を決め、6試合で21得点。上背の無さを十二分に補う俊敏なステップで、難しい角度からでもシュートを繰り出し、ゴールネットを揺らしました。

ハンドボール女子アジア選手権決勝・日本-韓国 後半、シュートを決める日本の勝連智恵。右は永田しおり=2018年12月9日、熊本県立総合体育館

代表デビュー、鋭いパスで得点演出 CB石井優花

CB石井優花(東京女体大出、25歳)は代表デビューを飾りました。開幕した11月30日のニュージーランド戦で初ゴール。決勝では鋭いパスで得点を演出しました。「たくさんの収穫と課題が見つかった。大事な試合で使ってもらえるように練習を重ねたい」と高みを見据えました。

CB石井優花

ハンドボール女子アジア選手権・日本―ニュージーランド戦 後半、7メートルスローで代表初ゴールを挙げる石井優花=2018年11月30日、熊本県八代市総合体育館

「海外勢と渡り合える体の強さは唯一無二」監督も信頼 PV永田しおり

「攻」の勝連、石井に対し、PV永田しおり(福岡女商高出、31歳)は「守」で輝きました。31歳で副主将は中央のポジションで奮闘。韓国の身長186センチの大型PVを抑え、個人技で突破を図る相手バックス陣をはね返しました。ウルリック・キルケリー監督も「海外勢と渡り合える体の強さは唯一無二」と全幅の信頼を寄せ、全6試合で“フル稼働”しました。

ハンドボール女子アジア選手権決勝・日本-韓国戦 前半、体を張ってディフェンスする永田しおり(中央)=2018年12月9日、熊本県立総合体育館

オムロン勢3選手が待望する大舞台の世界選手権は、ホームの熊本が会場です。永田しおりは「地元で迎える特別な大会」と言葉に力を込め、「オムロンから代表がもっと選ばれるよう全員で切磋琢磨(せっさたくま)する」と誓いました。

PV、LW、CB…ハンドボールのポジション解説

ポジション詳細

  • GK=ゴールキーパー
    スピードのある相手シュートに機敏に反応して防御します。ディフェンス陣にも冷静に指示を出す砦です。 
  • PV=ピボット
    相手ディフェンスをブロックして味方の攻撃を助け、自らもシュートを放ちます。密集地でのポジション取りなどパワーと忍耐力が必要です。主に大柄の選手が起用されます。 
  • CB=センターバック
    全体を見渡すポジションで、攻撃を組み立てる司令塔の役割を果たします。パスを回すだけでなく、自らもロングやミドルシュートを放ちます
  • LB、RB=レフトバック、ライトバック
    1対1で仕掛けたり、ロングシュートを放ちます。得点源のエースポジション。特にLBは得点力の高い選手が担います。 
  • LW、RW=レフトウイング、ライトウイング
    攻守の切り替え時にサイドを駆け上がり、速攻で点を取る役目です。角度がない場所からでもシュートを決める技術力、走り続ける体力が求められます。LWは右利き、RWは左利きが有利とされています。 
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