ふっくらもちもちの「ネギパン」 高校生のいたずらで誕生

ネギパン

ふっくらもちもちの食感が楽しめるネギパン

細切りの葉ネギを練り込んだ白い生地で、特製ソースで味付けしたかつお節を挟んだ半円形のパン。ネギ独特の辛みや匂いは控えめで、食感はふっくらもちもち。毎日300~500個作られる名物は、熊本市内の高校や関東の百貨店にも並びます。

誕生のきっかけは、高校生のいたずら。20年以上前、近くのマリスト高の寮でパンを販売していた高岡製パンの高岡辰生社長(66)に、ある生徒が耳打ちしました。「ネギ嫌いの友人に食べさせるけん、ネギ入りのパンを作って」。

ネギとベーコン、天かすなどを炒めてコッペパンに挟んだところ大好評。その後改良を重ね、2008年に今の姿になりました。

高岡製パンの創業は1952年。高岡社長は2代目。素材にこだわり、熊本県産の小麦「ミナミノカオリ」と県産葉ネギを使います。

東京であった「ご当地パン祭り」では銀賞を獲得しました。当時の熊日の記事です。

銀ブレッド

銀メダルならぬ銀ブレッドに笑顔を見せる高岡製パンの高岡辰生社長ら=東京都千代田、2010年10月9日

全国各地の名物パンが味を競う初の大会「日本全国ご当地パン祭り」が9日、東京国際フォーラムで開かれ、高岡製パン(熊本市)の「ネギパン」が2位に輝いた。

購入者による投票の結果、1位は413票の「よこすか海軍カレーパン」(神奈川県)。ネギパンは26票差で惜しくも及ばなかった。3位は「ようかんパン」(静岡県)。

2010年10月10日 熊本日日新聞朝刊

「『忘れられない味』と言ってもらえる。中に挟む具を変えて、レパートリーを増やしたい」と高岡社長。ネギパンは1個200円。

高岡辰生社長と妹のやよいさん

ネギパンを手にする高岡辰生社長(右)と店頭で販売する妹のやよいさん

(熊本日日新聞2019年元日付 新年号第3部「つなぐ新時代」の「平成遺産」を加筆しました)

高岡製パン 店舗情報

住所 熊本県熊本市東区栄町1-11

アクセス 熊本市電 健軍町電停から徒歩5分
営業時間 8時~19時
定休日 日曜
電話 096-368-2550
メモ 店舗隣に駐車場8台有り

※店舗情報は取材時点のものです。最新の情報は店舗へご確認ください。

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