熊本城のふもと、四街道の起点 熊本の中心点だった「里程元標」

熊本城のふもと、四街道の起点 熊本の中心点だった「里程元標」

ぶらり新町・古町

熊本の地理上の中心地が新町にあると聞き、興味が湧いた。「里程元標」という。熊本まで「〇〇キロ」という標識の起点になっているそうだ。

新町電停近くにある長崎次郎書店から里程元標に向かった。薩摩街道を北上し、熊本城方面に歩く。歩道に「熊本城まで0・7キロ」の表示があり、散策気分が高まる。

歩道の説明を見ながら目指す

歩道の説明を見ながら「里程元標」を目指す

里程元標は「札の辻」という広場のようなところにあるという。熊本城まで0・4キロ地点にある、名代肥後そば「政木屋」を右折した。

右手に「一新幼稚園」を見る。同行いただいた毛利秀士さんが通った幼稚園。「昔と変わっていない。道路はもう少し狭かったかなあ」と毛利さん。

毛利秀士さん

同行いただいた毛利秀士さん

さらに3分ほど歩くと、桜の名所、お築山公園に着いた。あった。「里程元標跡」という石碑だ。熊本城の西の入り口である新一丁目御門があったところで、ここを起点に豊前、豊後、薩摩、日向街道の里数が測られたと記されている。

里程元標跡

くまざさに囲まれた「里程元標跡」

このまま国立病院熊本医療センターを右手に見て、坂を上ると豊前、豊後街道方面。来た道を戻れば、薩摩、日向街道方面。里程元標から東は昔の料亭通りで、最近まで夜には三味線の音が聞こえたという。

公園に入る。お花見のころは、近隣の方々でにぎわうそうだ。奥に進むと左手に「弔魂碑」、右手に「殉難碑」がある。石を積み重ねた弔魂碑は、段が崩れかかっている。熊本地震の影響だ。

「弔魂碑と「殉難碑」

熊本地震の影響で段が崩れかかっている「弔魂碑」(左)と「殉難碑」

近くには「熊本電信発祥の地」と「熊商開学の地」という石碑もある。

「熊本電信発祥の地」と「熊商開学の地」の石碑

近くには「熊商開学の地」と「熊本電信発祥の地」の石碑も

今は熊本市役所が道路上の起点らしいが、「札の辻」は、かつてはまさに熊本の中心だった。

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