新元号の発表も間近 注目を集める「平成駅」を開業時から振り返る

平成も残すところわずかになりました。新元号に注目が集まる中、熊本市中央区にある「平成駅」がネットニュースで話題になっています。なかには、神奈川県川崎市にある「昭和駅」から「平成駅」まで旅行する「つわもの」までいるようです。

平成駅正面

熊本日日新聞の過去の記事を振り返りながら、平成駅にスポットをあててみました。

開業は平成4年7月15日

豊肥線の熊本―南熊本駅間に「平成駅」が開業したのは、平成4年の7月15日。熊本市平成二丁目の流通団地北側、市道陸橋下に設けられました。同時にダイヤ改正も行われ、熊本―別府間の急行「火の山」が特急「あそ」に変わり、所要時間も約15分短縮しました。

平成駅開業記事

平成駅の開業を伝える1992年7月15日の熊本日日新聞夕刊

平成ニュータウン

平成駅一帯は、かつては一面の田園地帯で、目立つ建物はガス会社の丸いタンクくらいでした。現在では、マンションや商業施設が立ちならんでいます。平成3年2月に町名変更により「平成」の地名が誕生しました。

熊本市では二月二十五日から、十禅寺町、秋津町などの町界町名を変更するが、この中で新たに「平成」の地名が誕生する。「平成一丁目~三丁目」となるのは現在の世安町、本山町、本荘町、萩原町、と十禅寺町の一部三十三万平方メートル。市南部土地区画整理事業が進められた一帯。市では昨年八月までに地元の土地所有者と三回の会合を開いて新しい町名を協議してきた。

1991年1月24日付 熊本日日新聞朝刊

熊本市の中央区と南区にまたがる新しい街は「平成」とともに時を刻んできた。開発計画は昭和末期に動きだし、絶好調だった国内経済を追い風に117ヘクタールもの広大な農地は「平成ニュータウン」に生まれ変わった。12年がかりの土地区画整理事業は1992(平成4)年に完工した。

2018年7月6日 熊本日日新聞朝刊
平成の歩み

2018年7月6日の熊本日日新聞朝刊より

記念乗車券も

平成9年9月9日、平成10年10月10日…ぞろ目の日付には、JR九州は平成駅にちなんだ記念乗車券を発売してきました。

平成駅記念切符

1998年12月17日の熊本日日新聞朝刊より

次の元号も地名に?

熊本市東区には昭和町もあります。熊本日日新聞の連載「地名あらかると」によると、昭和町の歴史は意外に新しく、昭和34年12月に誕生しています。

筆者は「戦後も終わり、所得倍増・高度成長の光が差し始めた時代。光り輝く時代とともに発展することを願って、年号にちなむ町名とされたのであろう」と紹介しています。

昭和町看板

昭和町

2008年10月3日の熊本日日新聞朝刊より「くまもと地名あらかると・昭和町」

新元号が何になるかはまだ分かりませんが、新元号にちなんだ地名が熊本市内に誕生する日が来るかもしれません。

 

昭和タクシー

平成駅にある昭和タクシーの看板

JR九州が改元初日の全567駅の硬券入場券発売

5月1日の改元を前に、JR九州は記念の入場券セットの販売を受け付けています。「平成最後の日」となる4月30日の日付を刻印した豊肥線平成駅(熊本市中央区)の入場券1枚と、新元号がスタートする5月1日の全567駅の入場券のセットです。

入場券セット

JR九州が改元記念で販売する入場券(同社提供)

200セット限定。入場券はいずれも、1995年まで販売されていた「硬券」と呼ばれるレトロな厚紙タイプで、全568枚をファイルできる保管用バインダー付き。価格は11万円。購入は通信販売のみで受け付け、JR九州ウェブ会員サービスへの登録が必要です。

購入申し込みは3月27日午後5時まで。発売数を超えた場合は抽選となります。12日の受け付け開始以降、申し込みや問い合わせが相次いでいるといい、JR九州は「この機会にしか手に入らない貴重なセット」とアピールしています。

平成駅入場券

平成駅の入場券(JR九州提供)

 

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