優美な花、初夏の水辺彩る 玉名市高瀬裏川で「花しょうぶまつり」 近くの「大河ドラマ館」は時間延長、割引料金

優美な花、初夏の水辺彩る 玉名市高瀬裏川で「花しょうぶまつり」 近くの「大河ドラマ館」は時間延長、割引料金

高瀬裏川水際緑地

見頃を迎えたハナショウブが美しい高瀬裏川水際緑地=玉名市

玉名市の初夏の風物詩「花しょうぶまつり」が5月24日、菊池川にかかる高瀬大橋近くの高瀬裏川水際緑地一帯で始まりました。紫や白色の優美なハナショウブ1万株以上が、約700メートルにわたって咲き誇っています。まつりは6月8日までです。

熊本日日新聞社のウェブサイト「クロスくまもと」では、趣ある高瀬裏川の魅力、「花しょうぶまつり」のイベント内容、近くにある「いだてん大河ドラマ館」に関する情報などを紹介します。

※情報は2019年5月24日時点です

20年に及ぶ大改修 歴史情緒漂う水辺公園

高瀬目鏡橋

下流側から見た高瀬裏川一帯、奥には高瀬目鏡橋も(玉名市提供)

古い石垣と石橋が郷愁を誘う高瀬裏川は、一時、荒廃した時期もありましたが、20年に及ぶ大改修で歴史情緒の漂う水辺公園に生まれ変わり、玉名の代表的な景観となりました。

裏川は中世以来の商業都市・高瀬と水運の大動脈・菊池川を結ぶ重要な運河でしたが、近代になると物流の中心は陸上に移行。昭和後期には、雑草の生い茂る排水路に変わり果てていました。

地元では歴史的景観と自然環境の保全に向けた機運が高まり、昭和55(1980)年度に熊本県と玉名市による整備計画がスタート。総延長約600メートルの区間で、平成12(2000)年度まで、段階的に河道や護岸の改良が進みました。

「水際緑地」と呼ばれる一帯には、市花の肥後ハナショウブ園を造成。交流広場や板張りの回遊路も設けて憩いの場に。最大の工事は江戸後期に造られた秋丸眼鏡橋の移設復元で、高瀬目鏡橋や他の桁橋[けたはし]群とともに、風情ある石造りの文化を今に伝えています。

公園整備と歩調を合わせ、住民らでつくる「高瀬裏川筋を愛する会」が発足しました。平成3(1991)年に同会が中心となって始めたのが「花しょうぶまつり」で、いまや初夏の観光イベントとして定着しました。

浮かび上がる幽玄の世界 夜間ライトアップ

高瀬裏川でライトアップされたハナショウブ。奥は高瀬目鏡橋=5月30日

では、2019年の「第29回花しょうぶまつり」の内容を紹介します。

まず、6月8日までの期間中、日没から22時まで一帯をライトアップ。風情ある石橋と清楚でかれんなハナショウブが淡い光で浮かび上がり、幽玄の美しさが楽しめます。

野だてやコンサート 6月1日にメインイベント 商店街は歩行者天国

6月1日にメインイベントがあり、会場で「花しょうぶコンサート」(18時半)、野だて、グルメ市などが開催されます。近くの高瀬商店街などは14~22時、歩行者天国になり、14~17時は昔遊びやバルーンアートなどが楽しめる「オン・座・ロード」が企画されています。14時半、くまモンが登場する予定です。

また、まつり期間中、高瀬裏川水際緑地一帯で、すげ笠、かすり着姿の女子高生らによる「花摘み娘」の実演(6月2日の10~12時)や和菓子、弁当、茶などの販売もあります。

「花しょうぶまつり」で花摘み作業する女子高生たち=5月25日

 

会場の目印として、一帯の堤防道路沿いに市民から寄付された62本の矢旗が掲げられており、イベント気分を盛り上げています。

菊池川堤防沿いに掲げられた矢旗

「花しょうぶまつり」を盛り上げるため、菊池川堤防沿いに掲げられた矢旗

高瀬裏川「第29回花しょうぶまつり」の情報

住所 熊本県玉名市の高瀬裏川水際緑地

アクセス 九州自動車道菊水ICから車で14分

できるだけ公共交通機関の利用を

JR玉名駅または新玉名駅から「金栗四三周遊バス」乗車、「ドラマ館」バス停から徒歩5分
https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/538/12202.html

JR玉名駅から「市街地循環バス」乗車、「高瀬中町」バス停から徒歩3分
https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/community/tamana/

開館期間 5月24日~6月8日
ライトアップ 22時まで
入場料 無料
電話 玉名観光協会 0968-72-5313
公式HP https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/423/10277.html

金栗四三の功績、楽しく学べる 大河ドラマ館

高瀬裏川から徒歩5分の旧玉名市役所跡地に、「いだてん大河ドラマ館」があります。「日本マラソンの父」と呼ばれた同市の名誉市民・金栗四三が主人公の一人である、NHK大河ドラマ「いだてん」の放映に合わせて、来年1月13日まで期間限定で開館しています。金栗の功績を学べ、ドラマの世界観を楽しめる展示がたくさんあります。

等身大パネル

金栗四三役の中村勘九郎さん(左)と、ドラマの後半に登場するもう一人の主人公・田畑政治役の阿部サダヲさん(右)の等身大パネル

いだてん大河ドラマ館

「いだてん大河ドラマ館」で金栗四三の人生を振り返る円形スクリーンを見る来館者たち=1月撮影

まつり会場と金栗スポット巡るスタンプラリーも

「花しょうぶまつり」の期間中は開館時間を午後7時まで延長し、入場券が2割引き(高校生以上480円、小中学生240円)です。

さらに玉名市は、まつりの期間中、「韋駄天(いだてん)スタンプラリー」を企画。期間中、「いだてん大河ドラマ館」「花しょうぶまつり会場」「玉名市立歴史博物館こころピア(同市岩崎)」「金栗四三翁住家(池部家)・資料館(同市上小田)」のうち、3カ所以上を訪れた人には抽選で、玉名温泉ペア宿泊券、特産品詰め合わせなどが当たります。

花しょうぶまつりに合わせて、金栗四三氏関連スポット巡りも楽しんでみてはいかがでしょうか。

【お問い合わせ】
玉名市金栗四三PR推進室 TEL 0968-57-7548

「いだてん大河ドラマ館」の情報

住所 熊本県玉名市繁根木163

アクセス 九州自動車道菊水ICから車で15分

JR新玉名駅から金栗四三周遊バスで14分(ドラマ館バス停下車)
https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/538/12202.html

JR玉名駅から徒歩15分または市街地循環バスで2分(繁根木バス停下車)
https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/community/tamana/

開館期間 2019年1月12日~2020年1月13日
営業時間 9時~17時(花しょうぶまつり期間中は~19時)年中無休
入場料 通常は高校生以上600円、小中学生300円(団体割引あり)、未就学児無料
(花しょうぶまつり期間中は高校生以上480円、小中学生240円)
電話 チケット販売管理センター 0570-06-5588
公式HP http://www.kanakurishisou-taiga.com/
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