桜町再開発ビル、商業施設は9月14日開業 バスターミナルは9月11日に 最近の情報まとめ

桜町再開発ビル、商業施設は9月14日開業 バスターミナルは9月11日に 最近の情報まとめ

九州産業交通ホールディングスが熊本市中央区桜町で建設を進めている再開発ビル内の商業施設が2019年9月14日に開業します。再開発ビルの建設に伴い仮設で対応しているバスターミナルは9月11日から利用できるようになります。

熊本市中心部のにぎわいづくりに大きな期待がかかる桜町再開発に関する最近の情報を、熊本日日新聞に掲載された記事を基にまとめました。

※情報は熊日の紙面掲載時点です。

秋の国際スポーツ大会前、国内外の観光客にアピール

桜町再開発ビル

商業施設が2019年9月14日に開業する桜町再開発ビル=同年6月16日、熊本市中央区

再開発ビルは熊本交通センターがあった一帯に2017年1月に着工されました。地上15階、地下1階で、延べ床面積は16万2440平方メートルです。

6月6日付朝刊掲載の記事によると、商業棟(地上6階、地下1階)をメインとする商業施設は、「敬老の日」などで連休が続く「シルバーウイーク」に合わせて9月14日に開業します。10月のラグビーW杯や11月開幕の女子ハンドボール世界選手権といった国際的なスポーツ大会を間近に控えている時期で、観戦で訪れた国内外の観光客らにも熊本の新たなランドマークとしてアピールし、にぎわい創出や周辺商店街との回遊性向上につなげたい考えです。

名称は「SAKURAMACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」

商業施設の名称は「SAKURAMACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」です。

4月4日付朝刊掲載の記事によると、長年親しまれてきた地名「桜町」を冠し、訪日外国人の来店も見据えてアルファベット表記としました。ロゴマークは、再開発ビルを上空から俯瞰(ふかん)した時の建物群の配置を熊本の「K」に見立てて表現しています。ダイバーシティ(多様性)を表現しようと、カラフルな色合いにしたそうです。

ロゴデザイン

桜町再開発ビルの商業施設の名称「SAKURAMACHI Kumamoto」が入ったロゴデザイン

テナントは149店 シネコン、焼き肉「叙々苑」も

工事中の桜町再開発ビル

全容が見えてきた工事中の桜町再開発ビル=6月5日、熊本市中央区

九州産業交通ホールディングスは6月6日、桜町再開発ビルの商業施設の新たな出店テナント33店を公表しました。

6月7日付朝刊の記事によると、これで全149店のうち約80店が判明しました。今回公表された33店中、熊本県内初出店はパン屋の「メゾンカイザー」(東京)、洋菓子店「ガトーフェスタハラダ」(群馬)など7店です。地元からは子ども服店のコグマ(熊本市)や、ミートパイ専門店のfeal(同)などが出店します。

出店テナントは、これまでに食品スーパーのフードウェイ(福岡市)、焼き肉店の叙々苑(東京)、シネマコンプレックス(複合映画館)のTOHOシネマズ(東京)などが明らかになっています。

商業施設「SAKURAMACHI Kumamoto」のテナントに関する詳しい情報はこちら。
SAKURA MACHI Kumamotoの公式サイト

フィットネス大手「セントラルスポーツ」、熊本初出店

4月27日付朝刊掲載の記事によると、フィットネスクラブ大手のセントラルスポーツ(東京)も、商業施設4階に県内1号店を出店します。九州では福岡に次いで2地域目です。

店舗面積は約520平方メートル。靴のまま入店できるのが特徴で、中心市街地で働く人が昼休みなどに気軽に利用できるようにします。

月会費を払う会員以外でも利用ができるよう検討中。訪日外国人や、健康づくりに関心のある人の需要を見込んでいます。自転車を貸し出してインストラクターと一緒に市街地を巡る企画や、商業棟屋上の庭園でのヨガ教室なども計画しているそうです。

県内初の「ホームドア方式」 桜町バスターミナル

バスターミナルの完成イメージ

9月11日に運用開始する桜町バスターミナルの完成イメージ(提供)

バスターミナル(1・5ヘクタール)は1階部分に整備されます。乗り場と車道を仕切る「ホームドア方式」を県内で初めて導入します。

名称は「熊本交通センター」から「熊本桜町バスターミナル」に変わります。約半世紀にわたって親しまれた「交通センター」の名前は消えることになります。

商業施設の雇用は1600人以上 求人説明会は盛況

合同求人説明会

多くの人が詰めかけた商業施設の合同求人説明会=5月19日、熊本市中央区

桜町再開発ビル内の商業施設の初めての合同求人説明会が5月19日、近くの市民会館シアーズホーム夢ホールで開催されました。5月20日付朝刊掲載の記事などによると、149店合わせて1600人以上の雇用が見込まれるそうです。

合同求人説明会はテナントでつくる協議会が主催。42店がブースを設け、事業内容や待遇について説明しました。

開場前から若い女性ら200人以上が列を作り、関心の高さをうかがわせました。正社員を希望する熊本市の女性(25)は「新しいまちがどうやってできていくのか楽しみ。オープニングスタッフとして関わりたい」と話していました。

「UIJターン」支援拠点、災害時の一時避難場所にも

熊本市の大西一史市長(左)と熊本桜町再開発会社の矢田素史社長

大規模災害時の帰宅困難者の受け入れなどで協定を結んだ熊本市の大西一史市長(左)と熊本桜町再開発会社の矢田素史社長=4月16日、熊本市役所

熊本県内でも人手不足が深刻化する中、熊本県は産学官で連携して、新卒者の県内就職や県外から熊本に移って仕事に就く「UIJターン」の支援体制を拡充します。

熊本大と人材派遣などを手がけるマイスティア(益城町)が商業棟内に拠点を開設。対象者への相談業務などに当たり、企業と求職者のマッチング機能を強化します。

一方、熊本市は再開発を進める熊本桜町再開発会社と、大規模災害時に帰宅困難者を受け入れる施設として活用する協定を結びました。商業施設のイベントスペースや屋外デッキ、大型集客施設「熊本城ホール」の会議室などを使い、想定では、災害発生から3日間で最大1万1千人を受け入れます。

帰宅困難者を施設に誘導するほか、備蓄物資も提供します。市と同社は共同で、乾パンやアルファ米など約3万8千食を備蓄する計画です。(4月17日付朝刊掲載)

熊本城ホールこけら落とし マンウィズ公演 10月13日

「熊本城ホール」のこけら落としとして、10月13日に人気ロックバンド「MAN WITH A MISSION」(マンウィズ)の公演があります。熊本城ホールの全面開業は12月1日ですが、10月13日には1階のイベント・展示ホールが先行オープンします。2020年1月13日の成人式も熊本城ホールで開催されます。

 

いよいよオープンが近づいてきた桜町再開発ビル。具体的な施設内容に関する情報が増え、県民の期待が膨らむ一方、周辺商店街にどれだけ波及効果があるか、人出不足に拍車がかからないかといった視点での関心も高まっています。

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