天草の“代名詞”的存在になりたい ご当地アイドル「MONECCO5」メンバー・中西里緒さん

天草の“代名詞”的存在になりたい ご当地アイドル「MONECCO5」メンバー・中西里緒さん

【令和に咲く】新時代担う若者に同世代の記者がインタビュー

中西里緒さん

ファンの前で歌と踊りを披露する天草ご当地アイドルMONECCO5の中西里緒さん=天草市の天草宝島国際交流会館ポルト

熊本日日新聞社の「平成生まれ」の記者たちが、IT業界やアート、音楽など、さまざまな分野で挑戦を続ける、熊本県出身や在住の同世代の若者を取り上げる連載「令和に咲く」。

今回は、天草市のご当地アイドル「MONECCO5」メンバーの中西里緒さん(19)を取材しました。記事は編集3部の木村馨一(27)、写真は木村記者と写真映像部の上杉勇太(30)が担当しました。

「暗い性格変えたい」 中3でオーディションへ応募

ライブ会場

ライブ会場でパフォーマンスを披露する中西里緒さん(左)らMONECCO5のメンバー

大きな瞳にスラリと細い手、軽やかなステップ-。8日、天草市であったご当地アイドル「MONECCO5」(もねっこ5)の結成5周年イベント。会場を埋めた約180人のファンの前で、女性6人の出演メンバーは元気いっぱいの歌とダンス、トークを披露した。まとめ役で、最年長の中西里緒さん=同市=は「もねっこ5といえば天草と思われる“代名詞”のような存在になりたい」と目を輝かせる。

もねっこ5は2014年、天草市の活性化を目指し市内の飲食店経営者ら有志が企画、結成された。天草の方言で、語尾に使う「もね」と、天草五橋が名前の由来。市内の学生や社会人ら13~19歳の6人が所属している。

中西さんは「小さい頃は暗い性格で友達が少なかった」という。中学3年の時、バスケットボール部の仲間に誘われ「性格を変えたい」と応募。オーディションを経て14年7月にデビューした。ステージでは司会担当が多く、歌の合間のトークで特産品や豊かな自然など天草の魅力を伝える役を担う。

仲間やファンが自分を変えた 「アイドル活動は大切な居場所」

これまで九州を中心に約400のイベントに出演してきた。「天草のイベントに出演すると、お年寄りや子供たちからも応援してもらえる。温かい人柄が天草の一番の魅力。アイドル活動は自分の大切な居場所です」。もねっこ5の仲間やファンとの交流を通し、自身の笑顔も増えたと感じている。

そんな思いから、高校卒業後はアイドルを仕事とし、就職はしなかった。「天草でアイドルを続けたいというわがままを許してくれた親には本当に感謝しています」

じゃんけん大会

アイドル対抗じゃんけん大会を勝ち進み、ガッツポーズするMONECCO5の中西里緒さん

昨年8月、新天草1号橋・天城橋の開通記念CMソング「キミを待ってる」の販売枚数が、オリコンのデイリーシングルランキングで全国5位に。今年は初のアルバムを発売した。少しずつ実績を積み重ねながら、「私たちに会うため天草へ来てくれる人が増えるよう、もっとパフォーマンスを磨いていく」と未来を見据える。

(2019年9月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

中西里緒(なかにし・りお) 略歴

中西里緒さん

レッスンを終えてMONECCO5のメンバーと話す中西里緒さん

1999年生まれ。天草市在住。もねっこ5には2014年の結成当初から所属。周囲からはエースと評価されている。グループ内でのイメージカラーは紫。好きなことは食事と踊ること。

〈取材を終えて〉 地元への思い、心震えた

チェキ

中西里緒さん(右)と木村記者とのツーショット写真(チェキ)。中西さんからのメッセージが書かれている

ご当地アイドルは数年前から全国各地で結成され、ブームとなった。背景には地域活性化への気運の高まりがあると思う。

天草市が活性化へ力を入れている漁業や観光、畜産など地域の魅力を伝えるのが、もねっこ5の使命。中西さんと話していると、「天草を元気に」という強い思いを感じた。メンバーは日々レッスンを重ね、お客さんを楽しませようと努力を重ねている。その姿勢に心を震わされた。(木村馨一)

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