コーヒーについての検証 PR

コーヒーは抽出時間によって味や香りに違いは出る?特徴についても紹介!

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みなさんこんにちは!コーヒーマイスターのナナです。

コーヒーの世界って本当に奥が深くて、豆の品種、焙煎度合い、挽き方、抽出方法…と、一杯のコーヒーを淹れるまでに数え限りない要素が存在しますよね。

今回は、そんな数ある要素の中でも「抽出時間」に焦点を当て、コーヒーの味や香り、見た目にどう影響するのかを徹底的に検証していきたいと思います!

使用するコーヒー豆や抽出器具、そしてお湯の温度など、抽出時間以外の条件は全て統一し、純粋に抽出時間だけを比較していきます。

いったいどんな違いがあらわれるのか、楽しみですね(^^♪

抽出条件を紹介!

今回の検証では、抽出時間以外の条件を統一するために以下の通り設定しました。

  • コーヒー豆: UCCゴールドスペシャル 中細挽き
  • 豆の量: 20g
  • 豆の粒度:中細挽き
  • お湯の温度: 93℃
  • ドリッパー: ハリオV60
  • ペーパーフィルター: ハリオV60用ペーパーフィルター
  • 抽出量: 300ml
  • 蒸らし時間: 30秒(お湯の量は40ml)

抽出時間以外は全て同じ条件にすることで、純粋に抽出時間による変化を明確に捉えることができます。

抽出時間については、蒸らし後の0秒から2分後までを30秒刻みで、合計4段階のコーヒーを淹れて比較検証していきます。

果たして、どのような変化が現れるのでしょうか?ワクワクしますね!

コーヒーの味わいに変化はある?抽出時間別に徹底比較!

それでは早速、各抽出時間のコーヒーをテイスティングし、その味や香り、見た目などを詳細にレポートしていきます!

0秒~30秒 香ばしさと濃厚さを兼ね備えた大人な味わい

  • 見た目: 非常に濃い茶褐色。7段階のうちで一番濃い。
  • 香り: 香ばしい香りが強く、ほんのり焦げたような香りがする。
  • 味: 強い酸味を感じる。少しトロミを感じる印象もある。

まさに「濃厚で凝縮された味わい」と呼ぶにふさわしい結果に。

コーヒーの成分が濃く抽出されているので、そのままだと飲みにくさを感じます。

お湯で割って飲んだら丁度良いかなといったところですね。

30秒~1分 濃厚ながらもバランスの良い味わい

  • 見た目: 濃いめの黄金色。
  • 香り: ほどよい香ばしさと甘さの香りが絶妙に混ざる。
  • 味: ほんのりとした酸味と苦味、そしてかすかな甘みも感じられる。

先ほどの抽出時間30秒のコーヒーと比べると、半分くらいの濃度でだいぶ飲みやすくなりました。

酸味はそこまで強くなくなり、ほんのり感じる甘みと合わさってバランスのよい味わいです。

香ばしさが落ち着き、コーヒーらしい豊かな香りが感じられるようになりました。

1分~1分30秒 まるでお茶のような飲み心地

  • 見た目: 黄金色に近い、薄い紅茶のような色合い。
  • 香り: 主張しすぎない優しい香り。
  • 味: 酸味が押さえられ、ほろ苦さとほのかな甘みが絶妙なバランス。コクは控えめ。

酸味がだいぶ押さえられてほろ苦さを感じます。

香りも優しくて、まるでお茶を飲んでいるかのような飲みやすさです。

コクが控えめなので、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。

1分30秒~2分 お湯を注いだだけ?!

  • 見た目: 薄い黄褐色。透き通っていて、まるで麦茶のよう。
  • 香り: わずかにコーヒーの香りを感じる。
  • 味: お湯に近い薄さ。少し渋みを感じる。

見た目は、非常に薄い黄褐色で透き通っています

第一印象は「まるで麦茶みたい」でした(笑)

わずかにコーヒーの香りを感じるものの、お湯に近いといった感じです。

ほとんど味もしないのですが、強いて言えばちょっとだけ渋みが感じられるなと思いました。

なぜ抽出時間の違いでコーヒーの味に差が出るのか?

では、なぜ抽出時間の違いでコーヒーの味にこれだけの差が生まれるのでしょうか?

短い抽出時間の特徴

まずは、短い抽出時間について考えてみましょう。

0〜30秒、または30秒〜1分の短時間で抽出されたコーヒーは、次のような特徴がありました。

  • 酸味が強調される
  • 甘みが不足する
  • 苦味が少ない

短時間の抽出では、酸味成分が優先的に溶け出します

そのため、コーヒーの味わいは酸っぱく感じられることが多いです。

特にフルーティーな風味が楽しめる一方で、酸味が強すぎると、飲みごたえが物足りないと感じることもあります。

また、抽出時間が短いとコーヒー豆に含まれる糖分や甘み成分が十分に引き出されません

そのため、全体的に甘さが不足し、コーヒー本来の風味が薄れることがあります。

一方で、苦味成分は主に抽出の後半に溶け出すため、短い時間ではこれがほとんど感じられません。

この結果、軽やかで飲みやすい味わいになりますが、コーヒーらしさが薄れることもあります。

長い抽出時間の特徴

反対に、抽出時間が長すぎる場合について考えてみます。

1分~1分30秒、1分30秒~2分で抽出したコーヒーには次のような特徴がありました。

  • 苦味が強調される
  • 酸味が抑えられる

抽出時間が長いと、苦味成分が過剰に引き出され、全体的に苦味が強くなります

これにより、コーヒーの風味が不快に感じられることもあります。

反対に酸味後退してしまうため、苦味が支配する味わいになってしまうのです。

適正な抽出時間の重要性

一般的に、コーヒーの抽出時間は1分30秒から2分程度適正だと言われています。

この時間帯では、酸味、甘み、苦味がバランスよく抽出され、豊かな風味が楽しめます。

酸味、甘み、苦味どれか1つでも主張しすぎると、コーヒーの味は途端に美味しくなくなってしまいます。

また、十分な抽出時間をとらないと、コーヒーならではのコクも感じにくくなります。

バランスの良い味わいで深いコクもある、そんな飲みごたえのあるコーヒーを楽しみたいなら抽出時間を意識して淹れてみましょう!

まとめ

今回はコーヒーの抽出時間によって見た目や味、香りにどんな違いが出るのか比較検証してみました。

【抽出時間0秒~30秒】

  • 見た目: 非常に濃い茶褐色。
  • 香り: 香ばしく、ほんのり焦げたような香り。
  • 味: 強い酸味とトロミがある。

【抽出時間30秒~1分】

  • 見た目: 濃いめの黄金色。
  • 香り: ほどよい香ばしさと甘さい香りを感じる。
  • 味: 酸味がやわらぎ、ほんのりとした苦味と甘みを感じる。

【抽出時間1分~1分30秒】

  • 見た目: 黄金色に近い、薄い紅茶のような色合い。
  • 香り: 主張しすぎない優しい香り。
  • 味: 酸味が押さえられ、ほろ苦さとほのかな甘みが絶妙なバランス。コクは控えめ。

【抽出時間1分30秒~2分】

  • 見た目: 透き通った薄い黄褐色。
  • 香り: わずかにコーヒーの香りを感じる。
  • 味: お湯に近い薄さ。少し渋みを感じる。

コーヒーの抽出時間は、味わいにおける酸味、甘み、苦味のバランスに大きな影響を与えることがわかりました。

短い抽出時間では酸味が強調され、甘みや苦味が不足しがちです。

一方、適切な時間での抽出では、バランスの取れた風味が楽しめ、長すぎると苦味が際立ちます。

自分好みのコーヒーを見つけるためには、ぜひ抽出時間を調整してみてください。

コーヒーの楽しみ方が広がり、より深い味わいを体験できるはずです。