セミの声が響き渡り、ジリジリと太陽が照りつける今日この頃…
キンキンに冷えたアイスコーヒーが飲みたくなる季節が続いていますね!
最近は、コンビニコーヒーも美味しいけれど…
やっぱり、自分の手で淹れたアイスコーヒーを、ゆっくりと味わう時間は格別ですよね。
「でも…家で淹れるアイスコーヒーって、なんか味が薄い…」
「お店で飲むみたいな、あのコクと香りを、どうしても再現できない…」
そんな悩みを抱えているあなた!
実は、アイスコーヒーを淹れる時、いくつか気をつけたいポイントがあるんです。
そこで今回は、喫茶店で10年腕を磨いてきた私が、「アイスコーヒーが台無しになるNG行動」を3つ、私の過去の失敗談を踏まえながらご紹介します!
あなたのアイスコーヒーライフを、さらに豊かなものにするヒントが満載なので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
NG行動その1. 抽出した後、すぐに氷を入れない
「え、熱いコーヒーを冷やすために氷を入れるのが普通じゃないの?」
そう思ったあなた、気持ちはよく分かります!
私もかつてはそう思っていましたから…(遠い目)。
あれは、まだコーヒーの世界に足を踏み入れたばかりの頃。
常連さんの前で自信満々に淹れた熱々のコーヒーを、氷が山盛りのグラスにドバっと注いだ瞬間、マスターの顔が一変。
「ちょっと待って…!」と、まるで雷に打たれたような衝撃が走りました。
「コーヒーは熱い状態が続くと、酸化が進んで味が落ちるんだ。まるで真夏のアスファルトの上で溶けかけのアイスクリームみたいにね。」
と、優しくも厳しいマスターの教えが耳に残ります。
特にアイスコーヒーは、氷で冷やし続けるからこそ、雑味が目立ちやすい。
せっかくの香りが台無しになってしまうのです。
あの時の私は、真っ赤な顔でその教えを受け止めていたことでしょう…(´∀`;)
コーヒーの奥深さを知るには、まずはこの基本を守ることが大切ですね!
いかに素早く冷やせるかがポイント
そうなんです!コーヒーは高温の状態が続くと、酸化が進み、風味が損なわれてしまうんです!
だから、アイスコーヒーを淹れる時は、 いかに早く冷やすかが、美味しさを左右する重要なポイントとなります。
熱々のコーヒーを、氷の入ったグラスやサーバーに一気に注ぎ込むことで、急速に冷却し、香りを閉じ込めることが重要という訳なんです。
ワンランク上のアイスコーヒーを目指すなら「ウォータードリップ」がおすすめ!
さらに、クリアでスッキリとした味わいのアイスコーヒーを目指すなら、「ウォータードリップ」という方法もおすすめ!
これは、抽出する際に、お湯の代わりに氷を入れた冷たい水を使う方法なんです。
こうすることで、雑味が抑えられ、よりクリアでスッキリとした味わいのアイスコーヒーに仕上がります!
私も、マスターに教えてもらってから、ウォータードリップでアイスコーヒーを淹れるようになりました。
「アイスコーヒー、最近美味しくなったわね!」
「雑味がなくなって、スッキリとした味わいが、夏の暑さにピッタリだわ!」
なんて、常連さんからもお褒めの言葉をいただけるようになったのは、このウォータードリップのおかげかもしれません (๑´ڡ`๑)
ウォータードリップは少しだけ手間はかかりますが、その分、格段に美味しいアイスコーヒーが淹れられますよ♪
NG行動その2.ホットコーヒー用のレシピで抽出してしまっている
「アイスコーヒーも、ホットコーヒーも、コーヒーはコーヒーでしょ…?」
「レシピを変える必要なんてないんじゃない…?」
なんて思ってませんか?
確かに、コーヒー豆は同じでも、 アイスコーヒーとホットコーヒーでは、最適なレシピが異なるんです!
私も、昔は「アイスコーヒーだからって、レシピを変える必要なんてないでしょ」なんて、高を括っていました…。
しかし、ある時、コーヒーの師匠であるマスターに、こっそりアイスコーヒーを淹れてもらったんです。
すると…
「!!?!? なんだこれ…!? まったく別の飲み物だ…!」
一口飲んだ瞬間、その美味しさに衝撃を受けました!
コクと香りが段違いで、まるで、高級ホテルのラウンジで出てくるような、上品な味わいだったんです!
アイスコーヒーは「濃いめ」が鉄則!氷で薄まることを計算に入れて!
マスター曰く、「アイスコーヒーは、氷で薄まることを考慮して、 ホットコーヒーよりも濃いめに抽出する のが美味しく淹れるコツ」なんだとか!
具体的には…
- コーヒー豆の量を増やす
- 豆の挽き方を細かくする
- 抽出時間を長めにする
といった方法があります。
「え〜、なんか難しそう…」と思ったあなたも大丈夫!
最初は、自分の好みに合わせて、少しずつ調整してみるのが良いでしょう。
色々試して、自分にとって最高のレシピを見つけてみてくださいね!
私が実際に試したとっておきのレシピをご紹介!
ここで、私が実際に試して「これは美味しい!」と思った、アイスコーヒーのレシピをご紹介しますね!
<材料> (2杯分)
- 深煎りの中挽きコーヒー豆:30g
- 水:240ml
- 氷:適量
<作り方>
- コーヒー豆を、中挽きよりも少し細かめに挽きます。
- ドリッパーにフィルターをセットし、挽いたコーヒー豆を入れます。
- コーヒー豆全体にお湯を少量注ぎ、約30秒間蒸らします。
- 数回に分けて、お湯をゆっくりと注ぎます。
- コーヒーが全て落ちたら、氷を入れたグラスやサーバーに、一気に注ぎます。
- 氷が溶けて薄まらないように、早めにいただきましょう!
一般的に、ホットコーヒー1杯を作る場合、コーヒー豆約10gに対してお湯120mlが適量となっています。
私のレシピでは、コーヒー豆の量を1.5倍にし、ゆっくりとお湯を注ぐことで濃いコーヒーを抽出しています♪
このレシピを参考に、ぜひ、あなただけのオリジナルレシピを探求してみてくださいね!
NG行動その3.短時間で抽出してしまっている
「え、だって、早く飲みたいし…」
「時間をかけるのは面倒…」
特に、暑い日には、一刻も早くキンキンに冷えたアイスコーヒーを飲みたいですよね!
でも、ちょっと待ってください!
アイスコーヒーは、 じっくり時間をかけて抽出することで、より深い味わいを楽しむことができるんです!
ゆっくりと時間をかけて抽出する
アイスコーヒーを淹れる時は、ホットコーヒーよりも抽出時間を長めにするのがポイントです。
そうすることで、コーヒー豆の旨味成分が、より多く抽出され、コクと香りがより豊かになるんです!
目安としては、 ホットコーヒーの1.5倍~2倍程度の時間をかけて抽出するのがオススメです♪
ペーパーフィルターを使う方は…「蒸らし」のひと手間で、香りが変わる!
特に、ペーパーフィルターを使ってドリップする場合は、「蒸らし」の工程を丁寧に行うことが重要です!
「蒸らし」とは、コーヒー粉にお湯を少量注ぎ、約30秒間ほど蒸らすことで、コーヒー粉全体を湿らせる工程のこと。
こうすることで、コーヒー粉がしっかりと膨らみ、その後の抽出がスムーズに行われます。
私も、最初は「蒸らし」なんて面倒くさい…と思っていましたが、マスターに教えてもらってから、この「蒸らし」の重要さを実感しました。
丁寧に蒸らすことで、コーヒーの香りがより一層引き立ち、コクと深みが増すんです!
時間がない時でも3分は時間をとることで味わいがアップ
「でも…忙しい朝は、そんな時間がないよ…」
そんな声が聞こえてきそうですが、どんなに忙しくても、 せめて3分はアイスコーヒーのために時間をとってみてください!
たった3分でも、コーヒーの味わいは格段にアップします!
きっと、至福のコーヒータイムを演出してくれるはずですよ♪
まとめ|美味しいアイスコーヒーを淹れて、最高の夏を過ごそう!
今回は、「アイスコーヒーが台無しになるNG行動3選」と題して、喫茶店のプロである私が、過去の失敗談も交えながら解説しました!
「え〜、私、全部当てはまってたかも…」
「アイスコーヒーって、奥が深いんだね…」
そう思ったあなたも大丈夫!
今日から、これらのポイントを踏まえて、アイスコーヒーを淹れてみて下さい!
あなたも、お店で飲むような、本格的なアイスコーヒーをご自宅で楽しめるはず!
さあ、美味しいアイスコーヒーを淹れて、暑い夏を乗り切りましょう!