今回の記事ではコーヒーの味を生む3つの分類と3大生産地の特徴について解説していきたいと思います!
私はコーヒー屋店員としてコーヒーに10年近く関わっているのですが、コーヒーにずっと携わってきて何がコーヒーの面白いところかというとやっぱり味の違いだと私は思います。
飲む度に、そして産地変える度に味が全然違います。 好みの味を見つける上でも飽ないというところでもコーヒーの大事なところですね。
コーヒーの味の違いを初心者の方に向けて、コーヒーの味の違いを3つに分類して説明していきます。
コーヒーの3大生産地もあわせてご紹介します!
コーヒーの味の違いによる3つの分類とは?
コーヒーの味の3つの分類とは、
- 産地での味の違い
- 焙煎での味の違い
- 淹れ方での味の違い
になります。
コーヒーの産地での味の違いよく聞いたりすることがあると思いますが、「国ごとにこういう特徴があるよ」というものがあります。
グアテマラはこういう特徴があって、エチオピアはこういう特徴で、みたいな感じですね!
なぜその国ごとに味わいが分類できるかっていうところをもう一歩掘り下げて考えていくと面白いし、その理由がわかるので、それについても今回はご紹介します。
産地ごと、国ごとに味が違う理由を生み出す共通の要素が3つあります。
それは、
- 品種
- 生成方法
- 環境
になります。
この3つの要素がコーヒーの個性を作り出していて、これらの要素が国ごとに似通っているからこの国はこういう味わい、というふうに表現ができるということになります。
この3つの要素を抑えておくと、コーヒーのパッケージを見た時やお店でコーヒー豆のリストを見た時に選びやすくなったり、味わいが想像できたりもしますよ!
お店でコーヒーを購入するときは3つの要素をぜひチェックしてみてください♪
コーヒーの品種と3大生産地ってどこ?
まずはコーヒーの品種についてご紹介します!
まず例えばフルーツにも品種があると思います。
わかりやすいところでいうと「リンゴ」です。
熟してすごく甘くなるリンゴもあれば、逆に酸味がしっかりあってアップルパインに使われることが多いリンゴの品種もありますし、熟した時に黄色くなるリンゴがあったりもします。
こんな感じで品種というのはフルーツの中ではごくごく一般的ですよね!
コーヒーも同じように「コーヒーの木」という植物で、その熟したフルーツであるコーヒーチェリーの種がコーヒー豆になっています。
熟した時に黄色くなる品種もあれば、背丈が低い品種があったり、逆に背丈長くでかい品種があったりと様々です。
他にも新芽の色や葉っぱの形にも違いがあります。
このような感じでコーヒーも品種が大きく分類されています。
元々、コーヒーの木はエチオピアにあったのですが、実はエチオピアはコーヒーの起源になっています。
エチオピアはアフリカの北東部にある国なのですが、私も2018年に初めて行っています。ある意味コーヒー好きにとってのパラダイスのような場所ですね笑
一説によるとコーヒーの木は記録に残るはるか昔の氷河期くらいから育てられたとも言われています。
元々、 焙煎して飲む前はコーヒー豆を乾燥させて、それをお湯で煎じてカフェイン作用というところでイスラムの夜通しのお祈りの時とかに飲まれて重宝されていました。
そのうち焙煎されるようになって、コーヒーを焙煎する文化が1600年代くらいから広まっていったことが起源になったと云われているんです。
さて、ここからは話を戻して3大生産地別のコーヒーの特徴を大まかにご紹介します!
3大生産地① アフリカ
まずアフリカの有名な産地には「モカ」で有名なイエメンやエチオピア、「キリマンジャロ」で有名なタンザニアなどがあります。
アフリカのコーヒーの主な特徴がこちらです。
コーヒーの初心者でもよく耳にする品種がこれにあたります。
3大生産地② アジア
続いてアジアですが、「トラジャ」や「マンデリン」などで有名なインドネシアが代表的な産地です。
アジアのコーヒーの特徴としては、
といった部分になります。
主に深煎りで楽しまれることが多い品種になりますね!
3大生産地③ ラテンアメリカ
最後はラテンアメリカです。
ラテンアメリカはコーヒー輸出量ナンバーワンのブラジル、それからグアテマラ、コロンビアなどが有名です。
ブラジルは「サントス」という品種が特に有名ですね!
クセが少なく飲みやすいんですよね♪
日本では高価で取引されている「ブルーマウンテン」で有名なジャマイカもラテンアメリカの国のひとつです。
ラテンアメリカのコーヒーの特徴として挙げれるのは、
の3つですね!
どの原産地の品種であっても、その「豆の特徴」に「焙煎度」が掛け合わされて苦みなどの味わいが生まれたりするので、それぞれの特徴と焙煎度というのを意識することで味が予想できるようになってきます!