コーヒーには「すっきり」、「しっかり」、「こってり(とろみがある)」というように実は様々な味わい方があります。
コーヒーの豆の種類はもちろん、ドリップ方法によっても味の変化が楽しめちゃうから奥が深いんですよね~!
前回の記事ではすっきり味のコーヒーを美味しく淹れる方法をご紹介しました。
今回はお家でも作れる、しっかりとした味わいのコーヒーのドリップ方法についてみなさんにお伝えしていきたいと思います!!
しっかり味のコーヒーを淹れるのに必要は道具は?
まずは、こちらにしっかり味のコーヒーを淹れるために必要なものをご紹介します。
ドリッパーのオススメは?
ドリッパーの形状は、ほぼドリッパーのリブ(ドリッパー内側にある線状の溝)がないものがオススメです。
しっかり味のコーヒーを淹れる方法として、じっくりゆっくり抽出できるドリッパーを使うのが定番です。
リブのないドリッパーを使うことで、ドリッパーの壁とペーパーがしっかりと密着して液体が横から逃げない構造になります。
これによってコーヒーの抽出速度が大幅に遅くなり、濃厚なしっかり味のコーヒーができるというわけです。
ゆっくりと抽出できるドリッパーの代表格として、今回は「V60 1回抽出ドリッパーMUGEN」を選んでみました。
コーヒー豆の種類は?
しっかり味のコーヒーを作るには、深煎りで粗く挽いたコーヒー豆を使うのがオススメです。
- 深煎り
- 粗挽き
- コクが強いコーヒー豆
- 深煎り
- 粗挽き
- 粉量多め
- 温度低め
これらが昔ながらのしっかり味の定番レシピになります。
今回は、深いコクと優しい上品な甘さ、そしてフルーティーな酸味が特徴のグアテマラというコーヒー豆を選んでみました。
こちらを深煎り・粗挽きにし、量多めの30gでコーヒーを淹れていきます。
しっかり味のコーヒーのドリップ方法
それでは、しっかり味のコーヒーのドリップ方法について、各工程を解説していきます!
ドリップの条件はこちらの通りです。↓
お湯の温度ですが、しっかり味のコーヒーの場合は低めの温度がオススメです。
低めのお湯で時間をかけてじっくりと液体を抽出することで、コクのある深い味わいのコーヒーになります。
【しっかり味のコーヒーの淹れ方】
- 粉の中央からゆっくりと点滴でお湯を注ぐ
- 約20ml抽出後、少しずつスピードを上げていく
- ドリッパー内の泡の色と大きさに注目
- ドリッパー内の泡が白っぽくなったら抽出終了
- コーヒーの抽出量は260mlが目安
さっそくコーヒーを淹れていきましょう。
まず最初の工程として、ドリッパーの中央からゆっくりぽたぽたと点滴のようにお湯を注いでいきます。
お湯の温度が低めなので、ドリッパー内のコーヒー粉に小さく繊細な泡ができるのが特徴です。
ここで大きな泡ができてしまうと、コーヒーの味に硬さが出てしまいます。
20ml程度抽出されたところで、お湯を入れるスピードを少しずつ上げていきます。
一度にたくさんのお湯を注がない
ここで注意したいのが、一度にたくさんのお湯を注がないことです。
たくさんお湯を注いでしまうとコーヒー粉とフィルターの間に隙間ができてしまい、薄い抽出液が出てきてしまうためです。
少々手間はかかりますが、少しずつ時間をかけてお湯を注ぎましょう。
ゆっくりと抽出する場合は、コーヒー粉の泡の大きさと色にも注目すると良いです。
- 泡の大きさ:小さくて綿密
- 泡の色:最初は茶色で次第に白くなる
ドリッパー内の泡は最初は茶色をしていますが、抽出が進んでくると白色に変化していきます。
最終的に泡の色が白っぽくなってくるところを見極めて抽出を終了します。
そういう点でも最初の泡の状態をしっかり把握しておくことが大切です。
コーヒーの抽出量は260mlが目安となります。
低速抽出したコーヒーの味は?
さっそく出来上がったコーヒーを飲んでみました。
まずコーヒーの香りですが、甘みがあって柔らかい香りが漂ってきます。
コーヒーの味は、しっかりとした甘みとコクを感じるバランスの取れた味わいでした。
ゆっくりと抽出することで得られる濃厚な液体が、しっかり味のコーヒーを淹れる上で重要な役割を果たしています。
まとめるとこんな感じになります。↓
【しっかり味のコーヒーの特徴】
- 甘みのある柔らかい香り
- 濃い茶色~黒色をしている
- 甘みと深いコクがある味わい
まとめ
今回はしっかり味のコーヒーの淹れ方についてご紹介しました。
コーヒーはコクが深くて香り高いものが好きという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
すっきり味のコーヒーを淹れる方法はこちらを参考にしてみてください!